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About

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Photo: Takashi Arai

樅山 智子  Momiyama Tomoko

作曲家/アーティスト/ドラマトゥルク/通訳・翻訳家

 

マンハッタン音楽院にて作曲とサックスを学び、スタンフォード大学にて音楽学部(作曲)と人間生物学部(文化心理学)を二重専攻の上、卒業。文化庁新進芸術家派遣制度のもと、オランダ王立ハーグ音楽院でも作曲の研鑽を積む。

日本の農村、南アフリカの洞窟、ヒマラヤの高地、フィリピンの海、クロアチアの街中、元アメリカ軍基地、メキシコの熱帯雨林など、世界の各地で​人と環境の関係性を問うサイト・スペシフィックなプロジェクトを展開。周縁化された声に耳を傾け、複層の物語を紡ぎ合わせることで、非・人間中心主義的なパラダイムから世界を聴くための新たな共同体の音楽を探求している。

特に、背景の異なる人々と共に旅をしながら対話を重ね、共同で作曲する独自の方法論を編み出してきた。国内外の音楽家やアンサンブルとの仕事に加え、被災者や戦争体験者、先住・少数民族といったコミュニティとの作業のほか、美術家や演出家、振付家、思想家、教育者、植物学者、考古学者、地層学者など、様々な分野の専門家との恊働を通して、領域を自由に横断しつつ多角的に社会に働きかける作品を発表している。社会的マイノリティやジェンダーの問題を扱った演劇作品や、公と私の接点で記憶の所有権を問う観客参加型サウンド・インスタレーション、風や水や土と交信する儀式パフォーマンスなど、表現メディアは多岐にわたる。

 

サンフランシスコ国際芸術祭(アメリカ)、コンテンポラリー・アート・タスマニア(オーストラリア)、国立視聴覚研究所音楽研究グループINA-GRM(フランス)、カメラ・ジャパン映画祭(オランダ)、アジア作曲家連盟音楽祭(フィリピン)、ウンヤジ電子音楽祭(南アフリカ)、さいたまトリエンナーレ(埼玉)、金沢21世紀美術館(石川)、横浜みなとみらいホール(神奈川)など、様々なフェスティバルや文化機関から招聘委嘱を受ける。日本財団アジア・フェローシップ、明治安田生命社会貢献プログラム「エイブルアート・オンステージ」、国際交流基金アジア・フェローシップほか、複数の助成を受賞。マイノリマジョリテ・トラベル主宰。日本相撲聞芸術作曲家協議会(JACSHA)理事。アート・トランスレーターズ・コレクティブ共同ディレクター。

福井出身、東京/ニューヨーク/カリフォルニア育ち、現在岐阜在住。

© Tomoko Momiyama

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